
「うちの子が警察に……」——そんな連絡を受けた瞬間、頭が真っ白になる保護者の方は少なくありません。しかし、少年事件において最も大切なことは、パニックになるのではなく、できるだけ早く専門家のサポートを受けることです。
少年事件は、成人の刑事事件とは仕組みも目的も異なります。そして、弁護士(付添人)が果たす役割は、成人事件以上に大きいと言えます。
少年事件の目的は「罰」ではなく「更生」
少年法の根本にある考え方は、「少年を罰する」ことではなく、「少年の健全な育成を図る」ことです。家庭裁判所の少年審判は、少年の要保護性(今後の非行の危険性)を判断し、保護観察・少年院送致などの「保護処分」を決定します。
そのため、少年審判においては、「なぜ非行に至ったのか」「どうすれば再非行を防げるのか」が中心的なテーマとなります。
弁護士(付添人)の具体的な役割
少年事件において、弁護士は「付添人」として少年・家族・家庭裁判所の間に立ち、以下のような活動を行います。
① 少年本人への継続的な働きかけ
接見を重ねながら、少年が自分の行動を内省し、なぜ非行に至ったかを理解できるよう促します。反省や内省の深まりは、審判の結果にも大きく影響します。
② 交友関係の是正・環境整備
少年非行の多くは、不良交友が大きな要因となっています。弁護士は保護者と連携しながら、問題のある交友関係を断ち切り、健全な環境を作るための具体的な方策を一緒に考えます。「友達を変える」という難しい課題に対し、法的・実務的な助言ができるのが弁護士の強みです。
③ 家庭環境・学校環境の調整
少年が非行に走った背景には、家庭内の問題(親との関係、経済的困窮など)や学校での問題(いじめ、不登校など)が絡んでいることがあります。弁護士は必要に応じて関係機関と連携し、根本的な環境改善を図ります。
④ 審判に向けた更生計画の策定
「この少年には、社会内での更生が可能である」と裁判所に示すため、具体的な更生計画を作成し、証拠として提出します。
非行をした少年が社会内でも再非行をせずに更生できることをアピールし保護観察処分・不処分など、より軽い処分の獲得を目指します。
少年院送致を回避できることもある
少年事件では、弁護士の活動次第で少年院送致を回避し、社会内での更生を実現できるケースがあります。
例えば、振り込め詐欺の受け子として関与した少年のケースにおいて、弁護士が被害弁償を実現するとともに審判に向けて少年の反省の深まりや今後の監督体制を丁寧に裁判所へ示すことで、少年院送致ではなく保護観察処分となり、自宅に戻ることができた事例があります。
初動が重要:逮捕直後から動き出す理由
少年事件は、逮捕から少年審判まで、非常に短い期間で進みます。成人事件と同様(もしくは成人事件以上に)初動の対応が後の結果を左右します。
早期に弁護士(付添人)がつくことで、
取調べにおける適切な対応のアドバイス
観護措置(少年鑑別所への収容)の回避に向けた活動
家族への迅速な情報共有と精神的サポート
これらをスピーディーに実現できます。
お子さんの未来はまだ変えられる
少年事件において最も大切なことは、「最後まであきらめないこと」です。
非行を犯したとしても、適切なサポートがあれば、多くの少年は立ち直ることができます。大切なのは、その最初の一歩を踏み出すことです。
当事務所には少年事件・刑事事件の豊富な実績があり、更生支援の専門部が全国対応でサポートします。
「どう動けばいいかわからない」という段階からでも構いません。初回相談は無料です。まずは一度、少年事件に精通した弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご相談ください。
