あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士が扱った再犯事件での弁護活動について解説します①~プロローグ~

1 再犯をしてしまった方からの弁護依頼について

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を重点的に扱う法律事務所として、多種多様な刑事事件を担当してきました。
本記事を作成している弁護士だけでも、令和6年に40件の新規刑事事件を単独主任で担当し、共同で対応した事件を含めると62件の新規事件を担当しています(それ以前から引き続き対応している事件もあるため、年間の対応事件はもっと多いです。)。
その中には、「犯罪をやっていない。冤罪だ。」と主張する方の言い分を貫き通すことに成功したものもあれば、「犯罪をやってしまった。どう対応したらいいですか。」と相談に来られた方に対して最善の結果を提供することができたものもあります。

そして、年間でそれだけの事件を担当していると、罪を犯してしまっても再スタートをすることができた方もいれば、再犯を犯してしまって「以前もお世話になったのに、またお願いすることになって申し訳ないです。」という方もいます。
当然のことながら、初めて犯罪をしてしまった人よりも、罪を繰り返してしまった人の弁護の方が難しいです。
当然、再犯者の方が刑は重たくなりますし、重たい刑が見込まれる以上、身柄解放・早期の釈放も難しくなってきます。

ここ最近、再犯者からの依頼を複数受けて、困難ながらも良い結果を出すことができたので、弊所の実績として次回から以下の3回に分けて紹介します。

(1)盗撮を繰り返してしまった方の事案
 
(2)万引きを繰り返してしまった方の事案

(3)わいせつ行為を繰り返してしまった方の事案

2 再犯をしないように見守り弁護士(ホームロイヤー)を活用してください

今後のブログでは残念ながら再度犯罪に及んでしまった方の弁護活動について紹介します。
しかしながら大前提として、再犯に及ばないことが最も重要なことといえます。
あいち刑事事件総合法律事務所では、「見守り弁護士(ホームロイヤー)」という弁護活動を行っています。
これは刑事事件・少年事件の当事者となった方に、処分や判決が出された後も弁護士が定期的に連絡を取るなどして、再犯をしないように「見守り」をさせていただく活動になります。

再犯をしてしまう方には犯罪行為に依存している方、周辺の交友関係から再度犯行に関わってしまう方など何らかの背景事情がある方がほとんどです。
依存症が疑われる方には定期的に連絡をすると共に、再犯防止に向けた課題の実施や適切な専門機関への紹介も行わせていただきます。
交友関係に問題がある方については、弁護士から粘り強く本人に働きかけをする、交友関係の断ち方や交友関係を断つことの必要性について弁護士からアドバイスするなどの活動もさせていただきます。
見守り弁護士の費用や制度についてはこちらでも詳しくご説明しています。

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